キツネを食べてみたはなし

狩猟日記

こんにちは!Noonです!

 

※狩猟の回ですので、多少のグロテスクな写真・表現が含まれます。

ご理解ある方のみ読んでみてください。

 

令和3年度から猟師デビューを果たしました。

猟法はわなです。

くくりわな専門でやらせてもらっています。

 

所持しているわなの数が2つなので、そんなにがっつりやってません。

かじる程度です。

それでも獲物が取れたりします。

1月のある日、取れたのはキツネさん。

 

右前足にしっかりと拘束具がかかっているのが見えます。

一見犬みたいです。

 

キツネがくくりわなにかかりました(2022.1)

 

キツネも立派な狩猟鳥獣。

可愛いけれど、こいつは悪いことしてないかもしれないけれど、

仕留めます。

 

獲物に近づくと、全力で逃げてきます。

イノシシみたいに襲いにかかってはこないみたいです。

輪にしたワイヤーロープを手に持ちます。

ぶら下げて輪をキツネの口元に寄せます。

キツネが噛みます。

ワイヤーロープを引き、口元を縛ります。

外れます。

もう一度。

外れます。

もう一度。

うまくいきません。

キツネもだんだん反応してくれなくなりました。

ますます難しくなりましたが、やっと縛ることに成功しました。

ワイヤーロープを木に固定してナイフを取り出します。

心臓を差します。

僅か10秒ほどで息絶えました。

 

川で獲物の皮を洗い、その場で解体しました。

まずは皮を剥がします。

丁寧にやったつもりでしたが、少し破けてしまいました。

しっぽも先端がちぎれてしまいました。

 

次に肉を取ります。

取れる肉の量はとても少ないです。

足と首、背中の肉を切り分けました。

ていうか食べられるのか?

 

切り分けた肉は自宅でしごします。

結局500gほど取れました。

 

臭みを抜くために30分牛乳につけます。

その後、ワインで煮込みます。

放置していたら、大量のあくが出てしまい、

少し臭くなりました。

あく取り大事。

 

臭み取りが終わったら、塩コショウで焼いて食べてみます。

ワインで煮込んだせいか、黒っぽいですね。

食欲そそられません。

 

食べます。

味はレバーに近いと思います。

やはり少し個性的な味がします。

酒のつまみにはいいかもしれません。

臭み取りをしていたので、アンモニア臭とかは感じませんでした。

結論、好んで食べるもんじゃない。

このにおいが好きな人には好きかもしれません。

 

命、頂きました。

 

それではまた!

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